文学ファンの、文学ファンによる、文学ファンのためのコミュニティ、「文学茶話」(ぶんがく・さわ)のはじまりです。
何かとせわしなく目まぐるしい世の中にあって、ずっと変わらず存在していてくれるもの。それが文学です。
おもしろい作品は、どんな時代にも生み出され、着々と蓄積されていきます。
いつもそこにいてくれる文学を、せっかくなら、ありがたく味わい尽くしたいもの。
作品を読んだり、感想を語り合ったり、ときに作家の話に耳を傾けたり……。あらゆる手をつかって、一冊一冊を、“自分のもの”としていきたい。
そのための場として、文学茶話をご用意しました。
みんなであつまり車座になって(リアルもあればオンラインも、いろんなかたちがあり得ますね)、好きな本を持ち寄り、読み聴き話すことをしていきたいです。
文学や本のたのしみかたは、幅広いものです。文学茶話もおのおのの流儀に沿って、文学とつきあっていく一助にしてくださればですが、案内人であるぼくのほうからひとつ、「こんな使いかたはどうでしょう」というのを挙げてみたくおもいます。
文学好きのひとそれぞれの、「わたしの千冊」を、文学茶話のなかでつくっていきたいのです。
自分がすっかり大人になってしまったからおもうことなのでしょうけど、生が永遠じゃないことはときどき意識します。
いのち尽きるときには、自分なりに何かひとつくらい、「これをしたな」と実感しながら目を閉じたいところです。
それは立派なものごとでなくてかまいません。本好き・文学好きなら、“自分のもの”にしたと心からおもえる、ひとかたまりの作品があれば本望でしょう。
ものにしたとおもえる本は一冊でもいいですが、十冊、百冊あればなお心強い。いや千冊あったら万全だなと想像します。
自分なりの「胸に抱いて死にたい千冊」のリストを、文学茶話という場で、時間をかけてつくっていきませんか。
千冊だなんて、そんなたくさんできるわけない、とおもわれるでしょうか。
いえ、いっしょにとりくめば、案外できそう気がします。
いま考えている方法は、こうです。
文学茶話では、月にいちど以上は文学イベントや読書会の場を設けますので、そこに自分の好きな本、気になる作品をひとつ持っていくようにしましょう。
ほかの方が持ってきたり紹介してくれた本のなかからも、気になる本を2冊見つけるようにしてみましょう。
自分の「推し本」と合わせて3冊の、好きな本ができます。それらを文学茶話での成果として、「私の本棚」や文学茶話内のご自身の「ブログ」に記していきましょう。
すると月に3冊、年間36冊の推し本ができます。これが千冊に達するには30年弱を要するものの、いのちが尽きるまでには、何とかなりそうではないですか。
文学茶話では、「わたしの千冊」づくりを、全力で応援・支援していきます。
ただし数にとらわれる必要はありませんから、もちろんこれは目指すもよし、目指さぬもよし、です。
まずはとにかく、目の前にある気になった本の、目についた一行を読んでみる。そこからはじめるのでいいのだとおもいます。


2026/03/01 08:09
「わたしの千冊」への おさそい
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